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内航海運新聞に君津丸が紹介されました。 日鉄住金物流社船、船舶管理=協同商船 石灰石船「君津丸」就航

2018/05/21

日鉄住金物流社船、船舶管理=協同商船
国内最大級
石灰石船「君津丸」就航
2万1千D/W型 新来島どっくで建造

日鉄住金物流は4月27日、旧「君津丸」(社船・1万740総トン)のリプレース大型石灰石専用船となる 「君津丸」(社船・1万7445総トン)を新来島どっく大西工場で竣工した。
 同船は、石灰石のばら積み輸送を目的として建造された、内航船としては国内最大級の載貨重量2万1000トン型石灰石運搬船で、 協同商船が船舶管理行う新日鉄鐵住金向けの石灰石専用船新造シリーズ3隻の第2船目に当たる。
 新造船の主な特徴は、4つの貨物艙を有しており、貨物艙構造は荷役装置に適した構造。また、ハッチカバーは油圧電動の 巻取り式を採用。
 荷役装置についても日新工機製アンローダ装置1基を装備しており、荷役を省力化したほか、ハッチカバーを閉じた状態でも 揚荷役が可能となっている。
 また、操舵室制御の可変翼式バウスラスターおよびスタンスラスターを船首尾部に装備、さらに操舵室の船側部に操作台を 設け出入港時のスムーズな離着岸作業を可能とするなど、荷役効率の向上を図っている点が特筆される。
 さらに、主機関は、高い信頼性を持ち、低燃費および排ガス環境基準(NOx次規制)を満足した電子制御2サイクルディーゼル機関 を搭載するとともに、航海機器、無線装置も最新式の機器を搭載。 また、推進効率を向上させるために、波浪中での推進性能向上を図った船首形状SK-BOWを採用。 船尾にはA・S・FINおよびPBCFなどの省エネ付加物を装備。 船底外板には低摩擦抵抗型塗料を採用し、低燃費化を図っている。
 これらの高い燃費性能と環境性能要求にも適合している最新鋭船舶の投入により、CO2排出削減など地球環境対策とともに、 新日鉄住金向けの石灰石輸送の輸送効率の向上も実現した最新鋭船となっている。

今回竣工した「君津丸」の主要目は次のとおり。
◇総トン数=1万7445トン CO-B2 5290kW
◇速力=13.0ノット


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